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第414回臨床談話会開催 ご案内











第414回臨床談話会開催 ご案内

私たちの臨床

日時:平成22年12月4日(土)14:30〜18:00
講師:箕面市開業 足立 敏(27回生)、大津市開業 高山 真一(37回生)、大阪市勤務 水野 秀治(47回生)
会場:大阪大学歯学部同窓会館
会費:5,000円 ※臨床談話会は当日受付のみです、事前申込は受付けておりません。
※談話会は、盛会理に終了しました。
オンデマンド配信は、水野先生、高山先生の内容に関して配信する予定です。宜しくお願いします。

【講師略歴:足立 敏(27回生)】 足立 敏先生
1980年3月 大阪大学歯学部
1984年3月 大阪大学大学院歯学研究科修了
1984年4月〜1985年3月   大阪大学歯学部附属病院医員(矯正科)
1985年4月〜1990年12月15日   大阪大学歯学部助手 歯科矯正学講座
1986年8月〜1988年7月   カナダ、ブリティッシュコロンビア大学
臨床客員助教授 歯科矯正学講座
1990年12月〜現在 箕面市にて矯正歯科専門医院を開業

1998年4月〜2005年3月   大阪大学大学院非常勤講師
2005年4月〜2008年3月   大阪大学大学院招聘教員
大阪大学歯学部臨床教授
2007年4月〜現在   岡山大学歯学部臨床教授

その他、日本矯正歯科学会、日本臨床矯正歯科医会、
近畿東海矯正歯科学会、大阪大学歯学会などで理事・評議員・委員など経験
【講師略歴:高山 真一(37回生)】 高山 真一先生
1990年 大阪大学歯学部卒業
大阪大学歯学部口腔治療学講座入局
1998年 大阪大学歯学博士号取得
2002年 高山歯科医院(大津MARY)開業

日本歯周病学会歯周病専門医
大阪大学歯学部招聘教員
PEC常任講師
【講師略歴:水野 秀治(47回生)】 水野 秀治先生
2000年 大阪大学歯学部卒業
医療法人貴和会歯科診療所に勤務
現在に至る








講演内容

足立 敏(27回生)

 矯正歯科治療の成長発育期の第1期治療においては、正しい咬合の獲得、顎の成長発育の管理を行い、永久歯列期の第2期治療においては、すべての永久歯を同時に動かし、最終的な咬合の再構成を行うことになります。この2期治療における治療は、補綴治療におけるフルマウスリコンストラクションと同じ治療を行うこととなりますが、違いは、矯正治療においては天然歯すなわちエナメル質を使って治療を完結することだけです。従って、矯正治療だからと言って、特殊な咬合が許されるわけではなく、歯科医学的に普遍的な口腔生理学的、機能的な咬合を付与することが不可欠となります。

 しかし、矯正歯科治療においてこのことを実践することは容易ではありません。矯正歯科治療を開始すると同時にこれまで習慣的に咬んでいた咬合位が失われ、場合によっては非常に不安定な顎位となり、時には、最終的な咬合が不完全になることを経験します。このようないわゆる“失敗“を防ぐために、矯正治療を行う前の顎位の分析・診断が非常に重要となってきます。また、顎位の不安定な場合や顎関節に症状を伴う場合にはエッジワイズ装置による治療を開始する前に顎位を安定させることが必要不可欠となってきます。このような診断を行うためには、従来から用いられてきた診断資料だけでは不十分で、さらに咬合器におけるCRマウント、CT・MRIによる顎関節の画像診断が必要となってきます。これらの診断に基づき治療計画を立て、それを実行していくことで、より失敗の少ない機能的な咬合を獲得することができます。

 また、矯正治療により顔貌の改善ができます。特に、外科的処置を併用すると美しい顔を獲得することができます。 しかし、これまでは、骨格的な上下顎関係を正常にすれば、良い顔になると考えられてきましたが、実際のところ、その様にうまく行くとは限りません。そこで、美しい顔を得るためはどのように動かせばよいか?という観点から、矯正治療においては歯の移動量と方向を決定し、あるいは手術においては上下顎骨の移動量と方向を決めています。これらの”咬合“と”審美“の2つの項目を重点的に矯正歯科治療についてお話したいと思います。


高山 真一(37回生)

 私が歯学部を卒業した平成2年(1990)の頃は、歯周炎によって喪失した歯周組織は再生しないものと臨床の現場では患者に説明していた。そのような時代に、卒後口腔治療学教室に入局させていただき、研究室では、再生グループに属して細胞増殖因子であるFGFの研究をさせていただく機会を得た。今日では、GTR法やEMD®といった再生療法の術式が確立されているが、それぞれに長所、短所が存在する。次の世代の再生療法として細胞増殖因子を応用した、すなわち患者自身の幹細胞を活性化させて組織再生を果たす治療法が着目されている。

 本講演では、米国Osteohealth社の血小板由来増殖因子(PDGF-BB)とβ-TCPとを組み合わせたGEM21S® を垂直性骨欠損部に応用した症例を報告させていただく。また、その中で再生療法を成功に導く上で必須となる咬合の問題の解決方法について考察を加えたい。

 近年、歯周病の捉え方として、かつての細菌と宿主とのホスト-パラサイトインターラクションという概念から拡大し、患者をとりまく環境因子として糖尿病やタバコを捉え、健康意識を歯をとおして考えてもらうことが今の歯周病の治療で欠かすことができない患者へのアプローチとして定着しつつある。

 その一つのアプローチとして歯周炎に罹患しやすいかどうかの疾病感受性を遺伝子診断で図る方法が模索されてきた。具体的な候補遺伝子の検索には現在まで成功していないが、歯科医師が患者の口腔内の頬粘膜の脱落上皮細胞を採取しDNAを採取する方法が考えられている。

 そして、現在、大阪大学医学部の作ったベンチャー企業であるサインポスト社は、62種類の遺伝子を調べて高血圧になりやすい体質であるか、血栓ができやすいか、免疫力が強いか弱いか、抗酸化ストレスの体質があるかどうか、肥満になりやすいかどうかなどを判定できる。歯科医院で行うことが可能である遺伝子検査の大いなる可能性について最後に言及したい。


水野 秀治(47回生)

 治療結果が長期にわたり良好に維持・安定することは患者、そして術者がともに求めるところであるにもかかわらず、歯周病やカリエスの再発、根管治療の失敗などが原因で行われる再治療が多くみられるのが現状です。とくに補綴修復歯において、治療直後には良好な結果が得られていても、経年的に二次カリエスや歯肉退縮が生じるケースを多く認めます。このような結果を防ぐためには、根管治療、歯周治療、補綴治療などの各術式を確実に行うことが求められます。さらに歯列不正や歯の欠損を伴うような複雑な病態においては、失われた機能と審美を回復するために、矯正治療やインプラント治療などを組み合わせた総合的な対応が必要になります。

 これらの治療術式の習得において歯周外科処置やインプラント手術などの高度な治療に目が行きがちになりますが、その前に口腔内写真、エックス線写真、研究用模型などの必要な資料を採取し的確に問題点をとらえ、口腔内全体を一単位とした治療計画を立案することが最も重要であります。歯に対する治療に関しては、再発しにくい根管治療、TBI,SRPなどの非外科的歯周治療、1歯単位の適合精度の良い補綴治療などの基本から実践し、続いて外科的歯周治療、局所から全顎へと自分の治療可能な補綴治療の範囲を広げていくことが望ましいと考えます。また、欠損歯列に対してインプラント治療を選択し失われた機能の回復を目指す場合においても、歯周外科処置にて切開、剥離、縫合などの基本術式を習得しておくことがGBRやsinus liftなどの高度な治療の成功につながると思います。

 私は大阪大学歯学部を卒業して10年、貴和会歯科診療所に勤務しながら少しずつではありますが治療のオプションを広げてきました。今回は、私の大学を卒業してから現在までの症例呈示を行い、自分の臨床を再考するとともに先生方のご意見、ご指導を仰ぎたいと思います。

日本歯科医師会生涯研修事業研修コード2504 1単位
日本歯科医師会生涯研修事業研修コード2605 1単位
日本歯科医師会生涯研修事業研修コード2905 1単位
日本歯科医師会生涯研修事業研修コード3102 1単位

問合わせ先

〒565-0871 吹田市山田丘1- 8
大阪大学歯学部同窓会
TEL.06-6875-1389(直通) FAX.06-6875-1353(専用)

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